献呈/シューマン

シューマン作曲の「献呈」についてご紹介します

「献呈」はシューマン作曲の歌曲集『ミルテの花』の第1曲目にあたります。『ミルテの花』は、シューマンが愛する妻クララとの結婚が決まった1840年に作曲され、結婚式の前日の夜にクララにプレゼントされたと言われています。

ミルテはギンバイカと呼ばれる花で、白く可憐な花は結婚式の飾りにも使われることから、「祝いの木」とも呼ばれ、ヨーロッパでは一般的な花のようです。下の画像がミルテの花です。



1840年はシューマンにとって歌の年とも呼ばれ、ミルテの花をはじめとした歌曲集が、1年の間にたくさん作曲されています。

そのシューマンの歌曲の中でも、「献呈」は有名な曲の1つです。リストがピアノ曲にアレンジしているものも有名なので、ピアニストの方にとってもなじみ深い曲ではないでしょうか。

歌詞はフリードリヒ・リュッケルトによって書かれており、愛情が爆発しているかのように恋人への想いがつづられています。

あなたは私の魂、から始まり、あなたはより良い私、という言葉で締めくくられており、自分と一体化していると錯覚するほど、恋人に首ったけなんだろうな…とイメージしながら歌っています。

シューマンからクララへのあふれる愛情を、みなさまに疑似体験していただけるよう心を込めて歌います。

万年青(おもと)

おもとは、お正月にふさわしい縁起の良い植物です。

おもとは漢字で万年青と書きます。その字があらわす通り、一年中青々とした葉っぱを生い茂らせているので、開運・健康・長寿などのイメージが強く、とても縁起の良い植物です。

徳川家康が江戸に移り住む際、家臣から贈られたとも言われており、今でも引っ越し祝いにおもとの鉢植えが贈られることもあります。

もともと日本や中国に自生していた植物で、青々としたハリのある葉っぱを鑑賞する目的で、400年以上前から品種改良が重ねられてきたそうです。

池坊では8枚か10枚の偶数枚の葉っぱで生けることになっており、画像ではわかりにくいですが、10枚で生けてあります。

お正月といえば門松・松竹梅などが一般的かと思いますが、おもとの立派な葉もなかなかいいですよ!

今は気温が低いので植物の持ちがよく、1ヶ月以上経ってもこの鮮やかな葉っぱを楽しむことができます。常緑の多年草なので、1年中見ることができる植物ではありますが、やはり年の始めに飾るのがいちばんしっくりきます。

実は、1月7日よりお花を出させていただくことになりました。詳細はまた後日お伝えします。

それでは、みなさま良いお正月をお過ごしください。



Happy New Year 2021!

あけましておめでとうございます。元号が令和に変わって、あっという間に3年目です。せっかくなので、令和に関する雑学をご紹介します。

元号が令和に変わってから、あっという間に3年目になりました。年の始めということで、記憶が薄れかけているかもしれない!?令和という元号について、気持ち新たに振り返りたいと思います。

「令和」という元号は、日本最古の歌集「万葉集」からとられています。万葉集第5巻の「梅花(うめのはな)の歌」の三十二首の中の、「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」 という歌から、“令”と“和”の字が引用されました。

“令”という字は令嬢などに使われているように、「良い」という意味を持つ漢字で、令月というのは、素晴らしい月という意味です。元号で使われるのは初めてとなります。

“和”という字は既に20回ほど使われているようです。確かに、昭和、元和など思いつく元号がいくつかありますね。

元号が発表された当初は、アルファベット表記がLかRか、という話もありましたが、アルファベットでは「R」の表記と決まっています。

さて、令和という元号が発表された当時、官房長官であった菅 義偉(すが よしひで)内閣総理大臣がお持ちになっていた「令和」という台紙、みなさんは覚えていますか?
実はこの「令和」という文字を書かれたのは、岐阜県出身の書家なんです!

令和の文字を書かれたのは(正式には揮毫《きごう》といいます)、岐阜県飛騨市古川町出身の書家、茂住 菁邨(もずみ せいそん)さんです。

現在は内閣府大臣官房人事課辞令専門職となっており、国民栄誉賞の賞状の揮毫をされていたり、高山市や飛騨市にたくさんの作品を寄贈されている、とてもすごい方です。

出身地である古川町には、古川駅をはじめとして、茂住さんの書を飾っているスポットがたくさんあるそうです。気兼ねなく旅行に行けるようになったら、ぜひ訪れてみたいと思います。

それではみなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。この1年があなたにとって幸せいっぱいの年になりますよう、心よりお祈りしております。