シューマン作曲の「献呈」についてご紹介します
「献呈」はシューマン作曲の歌曲集『ミルテの花』の第1曲目にあたります。『ミルテの花』は、シューマンが愛する妻クララとの結婚が決まった1840年に作曲され、結婚式の前日の夜にクララにプレゼントされたと言われています。
ミルテはギンバイカと呼ばれる花で、白く可憐な花は結婚式の飾りにも使われることから、「祝いの木」とも呼ばれ、ヨーロッパでは一般的な花のようです。下の画像がミルテの花です。

1840年はシューマンにとって歌の年とも呼ばれ、ミルテの花をはじめとした歌曲集が、1年の間にたくさん作曲されています。
そのシューマンの歌曲の中でも、「献呈」は有名な曲の1つです。リストがピアノ曲にアレンジしているものも有名なので、ピアニストの方にとってもなじみ深い曲ではないでしょうか。
歌詞はフリードリヒ・リュッケルトによって書かれており、愛情が爆発しているかのように恋人への想いがつづられています。
あなたは私の魂、から始まり、あなたはより良い私、という言葉で締めくくられており、自分と一体化していると錯覚するほど、恋人に首ったけなんだろうな…とイメージしながら歌っています。
シューマンからクララへのあふれる愛情を、みなさまに疑似体験していただけるよう心を込めて歌います。
