Ave Maria/バッハ=グノー

1月3日配信開始のオンラインコンサートに向けて、当日お届けする曲の曲目解説を
これから何回かに分けて掲載いたします。

まず1曲目は、「Ave Maria/バッハ=グノー」をご紹介します。

楽曲解説

「グノーのアヴェ・マリア」とも言われ、最も有名なAve Mariaのうちの1曲です。

1859年にパリで誕生し、これまでも多くの演奏家により演奏されてきました。

この曲で特筆すべきは、バッハとグノーという、2人の素晴らしい作曲家のコラボレーションにより生まれた名曲であるということです。

バッハが1722年に作曲した「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」の中の、「前奏曲 第1番 ハ長調」がピアノパートに用いられています。厳密に言うと1小節加筆されていますが、原曲をほぼ完全コピーした形で使われるというのはとても珍しいです。

当初は、別のラテン語の歌詞を付けた合唱曲だったそうですが、後からAve Mariaの歌詞がつけられ、世界中で演奏されるようになりました。

バッハが作曲してからグノーが作曲するまで137年。100年以上経ってから自分の曲がまた名曲として生まれ変わるとは、バッハ自身も全く想像していなかったのではないでしょうか。

別々の人が作曲したとは思えないほど、メロディーパートとピアノパートが融合した美しい曲です。